整形顔は嫌だ！好感が持てる整形のギリギリのラインを、韓国美容整形クリニック現役医師が解説！

韓国の整形に興味がある方なら聞いたことがあるはず「江南美人」「江南オンニ」「工場型美人」

これらは江南で整形するとみんな同じ顔、工場で作られたかのように同じ顔といった意味で、

つけられました。

最近では、その同じ顔が過度に整形をしていて少し皮肉ったような意味になりつつあります。

 

なぜそうなったのか？韓国整形外科ラレンクリニックのアルム先生が脳科学的に解説！

 

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韓国の整形外科の医師たちは、なぜ「江南美人」を作ったと思いますか？？

最近、江南美人と聞くとどんなイメージですか？？

少し前までは綺麗で好感が持てる、そんなイメージでしたが

最近は嫌悪だったり、からかう意味で使われてる言葉です。

なぜでしょうか？整形外科がお金稼ぎのために？

整形を続けていると整形中毒になる人がいるから？

整形外科が整形にあまり興味がなかった人に色々営業をして全身の

整形見積もりを出す、なんてことは根本的な理由ではありません。

超正常刺激

根本的な原因は我々の脳の中にあります。

「江南美人」「工場型美人」と、言葉でからかい、笑う方たちもいますが

考え方を変えるためアニメを見てみましょう。

顔の半分は目で占めるほど大きく、９頭身を超えて１０頭身の比率

過度に華奢なスタイルですね。

なぜ私たちは人工的で、誇張した顔は嫌いと言うくせに

アニメではこんなに誇張した顔を好むのでしょうか。

アニメの主人公は可愛いのに、なぜ「江南美人」は嫌うのでしょう。

 

人間と動物の脳は「超正常刺激」というものを好みます。

誇張されたもの、非常性を好む傾向にあるということです。

オランダのティンバーゲン博士が鳥たちを観察していて

鳥が本当の自分の卵よりも、人間が作った偽物に強い

愛着を持つということを発見しました。

本当の卵は青白く薄い白い点があったのに対し、偽物は

真っ青で派手なドット柄にしたら鳥たちは本物よりも

偽物を守ろうとしたのです。

おかしいですよね？これを人間に変えてみると・・・

自まつ毛、自眉毛よりも長く毛量の多いまつ毛と眉毛。

派手なアイシャドウ、瞳が大きく見えるカラーレンズ

これは人間のメイクの仕方ですよね？

本当の唇ではありえない色のリップグロスやティントこれも同じです。

これが「超正常刺激」というもので、人も反応するということです。

「超正常刺激」と言いますが、本当は非正常刺激というか・・（笑）

本物よりもオリジナルよりも偽物をより好むということです。

ティンバーゲン博士はこれでノーベル賞を受賞しました。

工場型美人、江南美人、江南双子、アックジョン双子・・・

なぜこういうものが生まれるか、もう分かりますよね。

「美」を追求し過ぎる世の中の雰囲気。その雰囲気に飲まれた観客。

絶対やった方がいいと勧める整形外科など、全てに原因はありますが

根本的な原因は私たちが大きすぎる目に、高すぎる鼻などに反応し

好む脳を持っているということです。

不快感の谷

私たちがそんなに「超正常刺激」が好きであれば、「江南美人」がなぜ

嫌悪の意味で使われるのか？

「不快感の谷」

この理論はロボット工学者が提案したのですが、ロボットが人間に似れば似るほど

好感を持たれますが、ふとした瞬間半端に似ているその瞬間にむしろ気持ち悪いと感じます。

ロボットが人間とかけ離れた姿をしている時は、ただの鉄ですよね。

人間に似ていく程好感も上がりますが、半端に似ている区間ではいきなり

気持ち悪いと感じるのです。

このグラフが谷みたいな形なので「不快感の谷」と名付けられました。

①から③へ上がる時

ただの鉄から人間に似ていると好感が上がり始め

④、⑤になると

半端に人間に似ている、とても気持ち悪い

⑥では不快感はない

健康で正常な人である

このようにグラフに当てはめると整形をし過ぎた人は

⑤、④と急に嫌悪感を持たれるのです。

嫌悪感曲線

人によってこの嫌悪感曲線に対する反応が違います。

あるところに鈍い整形外科医、コーディネーターさんがいて

お客さんが「もっと目を大きく！」「目頭切開も大きく！」「涙袋もパンパンに！」

と望む可能性があります。

でも、逆に敏感な人も多いです。敏感な方は綺麗、ブサイクは置いといて

こういったことに対し不快感、気持ち悪さを感じます。

動いているロボットや人は黄色い曲線、動かないものは青い曲線

 

黄色い曲線の方が、より好感、嫌悪の起伏が激しいのです。

だから、少し顔がおかしいだけでも好感がぐんと下がるのです。

では、なぜアニメでは不快感を感じないのか。

２Dアニメは人とあまり似ていないからです。先ほどの黄色い曲線

①②③区間にあるのです。

この２Dのセーラームーンは好感が持てますよね。

では３Dセーラームーンはどうですか？

怖くて、嫌悪感があります・・・。

アルム先生の語録に

「どんなに綺麗でも、どこかにある顔でなくてはいけない。」

「実際存在しそうな顔でないといけない。」

という言葉があります。

整形外科医もコーディネーターさんも、お客さんも

自分が「不快感の谷」へ鈍感な方ではないか？

それによって自分の顔が不快で嫌悪感を持たれている顔へと

どんどん向かっていないか？常に点検して考えてみましょう。

見ていて楽で自然な美人になりましょう♪